日本全体が農業により豊かに。日本全体に再び新たな成長を
1.アグリビジネスユートピア「強化」のセクションへ
さて、ここからがアグリビジネスユートピア構想の後期の「強化」のセクションとなります。今までの前期のプロセスを各地で拡大していき、日本中にアグリビジネスユートピアを浸透させることで、日本の再生を図ります。
2.冷凍野菜原料の国産化プロジェクト
はじめに、今までその多くを海外からの輸入に依存してきた冷凍野菜原料ですが、これらの国産化を推進します。
国内で消費される冷凍野菜原料の内訳は、輸入が約100万トン、国産は10万トンでした。長く輸入に頼っていたのは、10年前までは中国などの輸入原料と国産原料に大きな価格差があったからです。
これが、近年中国などの輸入国の経済成長により価格差が縮小しており、また安全性の問題などが度々生じるようになってきていることから、市場における国産原料を使用する動きが活発化しております。この国産化プロジェクトには、大手食品メーカーや外食産業、商社などが参加しております。
ただ、ひとつの農産物を輸入から国産に移すためには、下記のような課題をクリアしなければなりません。
若い農業の担い手、プロフェッショナルな人材の育成・大量に原料を供給するため、大規模な露地栽培で対応しなければならない
行政と協力した大規模農地の確保(→結果的に耕作放棄地の解消、農業振興につながる)
・通年して安定供給する必要がある
北海道から九州まで、日本の気候と標高差を利用して産地リレー&リスク分散
3.全ての課題を解決するスキーム
私達のアグリビジネスユートピア構想のスキームを導入すると、今まで見てきたようにこれらの課題を全てクリアすることができます。
私達の目標でもあり日本再生のキーでもある、冷凍野菜原料の輸入100万トンのうち50%、50万トンを国産化する目標は、極めて現実的なものとなっています。
4.地方創生し、日本再生へ
日本農業は長きに渡り停滞を続けているように見えますが、このように、アグリビジネスユートピアは地方から日本再生の救世主となる一大プロジェクトです。
アグリビジネスユートピア構想にて農業を起点にして産業が起きると、地域の人口が増えます。人口が増えると住むところが必要になり、住宅やマンションが建ちます。運送会社が必要になり、種苗が必要になり、それらを支える各種産業が次々と興ります。
アグリビジネスユートピアは理論上、この日本のどの地域においても再現可能な、日本再生のプログラムです。
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