WBC構想は、大きく2つの段階にわかれています。
1. 前期(アグリビジネスユートピアの地域拡大)
WBCは、『週刊ダイヤモンド』(「儲かる農業」特集)が選ぶ“モデル農家”で2016年から2年連続首位となった、儲かる農家の代表格である有限会社ワールドファームと提携。各地の域内のみで農場と加工場が存在させつつ、生産と加工双方の作業を同一スタッフがこなすという高効率モデルを確立いたしました。
各地域に大きな経済メリットを創出することが可能です。
これによりWBCは日本各地の行政の協力を得ながら「農業生産基盤再生(農地集約や工場立地情報の収集)」「地域経済の活性化(地元企業の活用)」「未来の農業担い手育成(雇用創出)」「地域内業者への農産物安定供給」「生ゴミの堆肥化」といった地域価値を創出していくことをその使命としており、ここで実現できる社会を「アグリビジネスユートピア」と呼んでおります。
アグリビジネスユートピアについて有限会社ワールドファームが提唱する、国産化率向上に向けた農産業の地域一体化プロジェクト。下図のように、工場を中心に半径10km以内に生産拠点を集中させ、運送会社や人材育成などの関連業務も半径50km以内にて行なうことで、地域経済を活性化させ循環型社会を実現させます。
アグリビジネスユートピアの下では、「地域価値」だけでなく「販路開拓(出口)」が実現されており、現に供給可能量の18倍の引き合いを獲得しています。これは高齢化が進み、販路開拓(出口)に苦労する事例が絶えないアグリ業界では驚異的ともいえる数字かと思われます。

私達は、この「儲かる農業」を、全国各地域の、地方創生を志す企業や団体に教える準備がございます。
志を同じくする企業様や団体、地方行政とタッグを組んで本各地をアグリビジネスユートピア化すること。これがWBCの成し遂げるべき、前期ステップです。
これを実現した際には、国内での冷凍野菜消費量の50%以上が国産野菜になっていることが予測されます。
2. 後期(アグリビジネスユートピアの強化)
日本各地域にアグリビジネスユートピアを広めることにより、各地域がその域内にて大きな経済的メリットを構築可能となります。この流れの中、WBCは次の手として、アグリビジネスユートピア構想を『地方創生の救世主』として昇華しブランド化させます。この波をまず、見放され滅びゆく日本の田舎や限界集落に、カンフル剤のように染み渡らせ次々と蘇らせます。日本には跡継ぎや担い手を失い、肥沃でありながらその使命を果たせずにいる農地が溢れています。アグリビジネスユートピアにて地方行政や現地企業と提携し、地域循環型システムを構築すれば、誰も手を付けられなかった限界集落でさえ雇用が生まれ故郷に人が戻り、消費や産業を復活させることが可能となるでしょう。
地方の若者の雇用を増やし、地方の経済基盤を豊かにすると、近年増え続けている外国人観光客のインバウンド需要の受け皿を地方にもつくることができます。
日本は東京や京都だけでなく、地方にも素晴らしい文化財や自然がたくさんあります。今のままの疲弊した地方経済では限界がありますが、アグリビジネスユートピア構想が浸透し、農業によって地方創生が成し遂げられた後であれば、純日本産業で外需を取り込み日本経済を更に潤すことが可能となります。
また、WBCはトラベルウォークジャパンアグリカルチャー運動を推進しており、海外の方が日本の各地を歩きながら、その地方の農業体験や見学、食事イベント等に参加できる環境構築を目指しております。日本農産物や、日本の安全できめ細やかなものづくりを知ってもらい、豊かな体験の機会を創出していきます。

(※アグリビジネスユートピア=地域価値×販路)なお、このWBC構想は壮大な夢のようにも思えますが、確固たる実現可能なデータに基づいて構想されているものです。そのデータと根拠をこれから説明いたします。
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